Günter Philharmoniker
第1回の演奏会の興奮度は大変大きなものでした 我々へのプレゼントということで、演奏会のアンコールとして、ギュンター親分の下、フランツ・セルナーさん、ハンス・フィッシャーさん、フリッツ・プファイハーさんの4人でホルンカルテットを吹いて下さった(打ち上げの時にも)
彼らは楽しいパーティー/飲み会の時に、酒を飲みながら吹くそうで、その雰囲気を味わえたのは最高でした。
女性陣は彼らとワルツも踊ってしまったのです。
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エピソード No.2
まだギュンターフィルが混沌として形がない頃、大岡山の居酒屋での出来事です。
焼き鳥屋の主人は大丈夫と言ってたが、今から思うと危険だったかもしれない?
日本酒の中で生きて泳いでいるどじょうをギュンターはあっさり飲んでしまった。
でもフランツはどじょうと目が合ってしまって、「飲まないでくれ、飲まないでくれ」と懇願していると言って飲むことができない。
それではということで、私とΟさんが先行して飲んでみせたので、抵抗していたフランツも観念してどじょうを飲んだのです。
フランツ曰く、「胃の中でどじょうが気持ち良く泳いでいる」我々本当に大丈夫だったのだろうか
病気になっていないから薬になったのかな!?
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エピソード No.3
上野での第1回の演奏会の話。
人数が少ないせいもあって、ジークフリート牧歌を選んだのですが何とギュンターとセルナーがホルンのパートの1,2番を吹いてくれることになったのです!
ギュンターのソロは言うまでもなく美しかったのですが、その裏で2ndの16小節にもわたるロングトーンの素晴らしかった事・・・さすがウィーンフィルという感じ、他の管楽器も載せられて、更に、二人の太く奥行きのある音がオケ全体を包み込んで、我々にこの上もない響きを与えてくれたのは感激であり、驚きでも有りました。
何と幸せなのだろう・・・
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エピソード No.4
大田区民センターでの第2回の演奏会。
ギュンターとリヒァルト・シュトラウスのコンチェルトをやることになったのですが、コンチェルトを吹くのが久しぶりだと言うので、オープンリハーサル形式の演奏会となりました。
椅子に座っての普段着の演奏会です。
途中で止めたりしながらさらった後、全曲を演奏し楽しい演奏ができたのを良く覚えています。
この時のエピソードは、アンコールに美しき青きドナウをやろうということで、その日しか練習できなかったのですけれど、ギュンター一のリードでまずホルン族があのウィンナワルツのリズムを刻んでくれたことで、皆が乗りに乗ってきた演奏となりびっくりしたものです。
偉大な一人の存在がこうも皆を変えてしまうのか驚嘆と感嘆でした。
ギュンター・ヘグナーは素晴らしい人です。
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エピソード No.5
第1回目の打ち上げは上野からなぜか大岡山に移動したんですよネ
ギュンターもフランツも大岡山が日本で一番お気に入りの場所だったみたいで・・・
そんな居酒屋でホルン4重奏(アンコールの続き)を演奏してくれました。
その時の譜面台はオケの綺麗どころ(今もかわりませんヨ~ みんな)が勤めました。
<エピソードその1>の続きとして、忘れられない一場面でした。
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エピソード No.6
ギュンターとのモーツァルト、シュトラウスの協奏曲を終えた後、次の第3回までにかなりのブランクがありました。でも、ギュンターから次はブラームスのホルン三重奏をやろうということで、実は第2.5回演奏会がC氏邸であったのです。(Cさんとは、元N響Hr奏者)
演奏者はギュンターの指定でピアノは本荘さん、バイオリンはわれらがギュンターフィルのコンマスMさんで1楽章だけやりました。
この時初めて次の主役ヨーゼフ・シュタールさんにお目にかかれたのです。
何と皆の前で逆立ちをしたり、お歯黒でなくお歯金(お酒の中の金粉を歯に衣)したのです。
あの真面目なヨシさんとは思えない。
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エピソード No.7
第3回まではかなり時間が経過して、閑古鳥が鳴こうとしていた頃、2.5回で活躍して頂いたヨーゼフ・シュタールさんから連絡があり、「今度来日した時にモーツァルトのVl,Vlaのシンフォニーコンチェルタンテをやろう」ということになりました。
ヨシさんは何とウィーンフィルのヴィオラトップ奏者なのです・・・びっくり!!!あの逆立ちしたオッサンが・・・あっ!! 失礼。
実は、ギュンターフィルで弦のトレーナーをして頂いている新日フィルのヴィオラ副主席奏者の木村恵子さんがヨシさんの愛弟子なのです・・・本当にかわいいーかわいい弟子なのです。
ヴィオラ部分の1,3楽章を恵子さんがやり、2楽章をヨシさんがやりました。二人とも我々を泣かしてくれました。
また、テレマンのドッペルコンチェルトもやって頂きました・・二人のハーモニーの美しかった事。
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エピソード No.8
今回は0.5回のエピソードです。
確か本番2,3回前の練習でギュンター&フランツが参加した時のことです。
所は大岡山の某学校の練習室(なんと土間! 若い人は知らないでしょうが・・・)
とある能天気なオーボケ吹きが『確かウイーンは高いと聞いてけど、こんなもんでドウダ!』と、眉間に青筋を浮かべて445に挑戦しましたとさ・・・
ところが一向にあがらないんです。 その時見かねた(呆れた?)ギュンターから出た言葉は『もっと脚の高い椅子に座ればいいだよ!!!』
その言葉(誰が通訳したのかナ?)を聞いたオーボケ吹きは『!!!!』となったとさ。
20余年前にあった忘れられない出来事です。
(Presented by Ken)
エピソード No.9
ここから、ヴラダー3兄弟との付き合いが始まりました。
長兄はティンパニストで確かウィーン交響楽団で活動されているはずです。昨秋のウィーンフィル来日の時エキストラで参加され、我々とは飲み会の席で親交を温めました?
日本語が達者な方で、びっくりしました それもそのはず、奥さんは日本人でした。
末弟は有名なピアニストのシュテファン・ヴラダーです。日本でもリサイタルを開いていますし、ウィーンフィルの日本公演ではモーツァルトのPコン27番を演奏しています・・・グルダ以来久々に出たウィーンの期待されているピアニストです。
まだまだ若い頃、大岡山のABCでの飲み会にも参加したことがあったのです。後で出てきますが、13回、15回でベートーヴェンのPコンを共演します。
第4回の主役は真ん中のヴォルフガング・ヴラダーです。 ウィーンフィルのホルン奏者です。この時は、オペレッタの日本公演でフォルクス・オーパーの首席奏者として来日されたのを機に、モーツァルトのホルン協奏曲第2番を演奏しました。
目黒公会堂での演奏会で、外は雷、耳を澄ませるとというより休符の時雷の音が聞こえてきました 。
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エピソード No.10
いよいよ第5回の演奏会です。
美人のマルテさんの登場です。第4回のヴォルフィー・ヴラダーの「友達の友達は皆友達。世界に拡げよう友達の輪」で、同じフォルクス・オーパーのマルテ・ポングラッツさんが手を上げてくれました。正月のオーパーの日本公演の機会に、モーツァルトのオーボエ協奏曲をやることになったのです。
練習日当日、オケのメンバーがホテルに迎えに行き、約束の時間に練習場にマルテさんが登場して皆びっくり・・・それまでベテランのおばさんだとばかり思っていたのですが、若い美女が練習場に入ってきたのです。
練習が始まると指揮者を筆頭に皆ボーとしてしまって何がなにやら・・・。
まったく男性というのは美人には弱く困ったものです。
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エピソード No.11
さて、第6回の演奏会です 我々には夢のコンサートでした。
27年前、ウィーンでギュンターとヤパーニッシュ・パーティーをした同志9人の中に音楽事務所に勤めているSさんがいました。そのSさんの計らいとフランツ・セルナー氏の支援で、実現した演奏会です。
ウィーンフィル木管首席奏者のメンバーはイングリッド・ヘブラー女史とのピアノ5重奏の演奏会のため、来日されていましたが、その合間を縫って、モーツァルトの管楽協奏交響曲をやることになったのです トレチェクさん、シュミードルさん、ヴェルバさん、セルナーさんとの共演です。
神様ばかり、まったく信じられない話です。地に足がついていないというのが、容易に想像できると思います。会場は東工大の講堂で、前半はオープンリハーサル、後半が本番という形の演奏会でした。
本当に幸せなオケです 演奏会の後のABCでの打ち上げで盛り上がったこと!
Sさんありがとう!! フランツありがとう!!
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エピソード No.12
第6回演奏会の公開リハーサルでのことです。
練習が始まり暫らくたったとき、トレチェック大魔神(?)が指揮を止めオケのOb吹きに言いました。
『I am a soloist, and you are a soloist , too.』
名指しを受けたOb吹きは驚愕するや感激するやで一瞬パニック状態
しかし、そこは天性の能天気で『そっか… meもソリストなんだ!!!』と、超独善的な判断をして大魔神に負けないくらい元気に吹き始めました。
それ以来、このオーぼけ吹きは『神様とSoloistとして、共演した』という妄想を抱くようになりました。
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エピソード No.13
今日は2.5回の話に戻ります(Kenちゃんが書いてくれないものですから)
2.5回はC氏邸での話です。
前回とは別な時に、しゃぶしゃぶパーティーがありました ウィーンフィルのホルン族のメンバーと日本を代表するホルニスト達が集まったのですが、なぜか我々の有志もお呼ばれしました。我々はど素人ですから、そういう人間がいたほうが話が弾むだろうということでした。
1)C氏邸に伺う時の話
我らギュンターフィルの有力な女性メンバー2人が玄関に入った時、たまたまそこに居られた方を指して、「この人、どなた?」だって その人は誰だと思います。
C氏邸のまさにご主人様だったのです 居合わせた人達、目が点になってしまったとさ!!!
2)ハンバーグ事件
宴もたけなわになり、お酒も相当入った頃、我らがメンバーのノンベィ君は(ウィーンでも有名??)若きホープのフリッツ・プファイファー氏に唆されて、「あの人を我々は何と呼んでいるか知っている??」「ハンバーガーさんと呼んでいるんだよ 呼んでご覧」。
果して酒が入って大きくなってしまったノンベィ君は、その人の前へ行って「ハンバーガーさん、ハンバーガーさん」と連呼してしまったから、さぁー大変・・その人はムッとしてしまいました。
何とその人はフリッツ氏らの先生で神様と言われたギュンター・ヘグナー氏の前の首席奏者ローランドベルガー氏だったのです (知ーらないっと)
後で帰り際にお尻を蹴られたとか・・・変な友好関係が保たれた一幕です。
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エピソード No.14
さて第7回演奏会です
第6回の演奏会の本番前にフランツ・セルナー氏は英会話の苦手なI氏に向かって、「次は10月に来日するからヒューブラーをやろう」と言われていたのですが、チンプンカンプン???
「ヒューブラーと言われたって、何の事???」ピンとこないI氏「困った、困った」・・・会話の出来る人を介してやっと「ヒューブラーが作曲した4つのホルンの為の協奏曲をやろう」と言っているんだ。
「やろう やろう」と言う事になったのは良かったのですが、譜面の入手は本番一ヶ月前、彼らがオペラ公演で来日した時にセルナー氏から渡されたのです。
何が何やら聞いた事もない曲(実は日本初演なのです)・・・
さぁー大変、苦闘の1ヶ月が始まりました。
果して、1ヶ月後練習場にそうそうたるメンバーが集まりました。
恐る恐る練習が始まりました なんとか1楽章、2楽章、3楽章と進み、何とか通す事が出来たら、「さぁー飲みに行こうだって!!!」 えっ??? 「すみません 我々の為にもう一度お願いします」・・・
この時はまだまだエピソードがあるのでまた次回・・・
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エピソード No.15
前回はヒューブラーの練習について書きましたが、実はこの練習の前に一騒動あったのです。
メンバーはヤニュシュッツ、シュトランスキー、セルナー、ヴラダーの4氏ですが、先の二人はウィーンフィルの1番吹きなのです 当然と言えば当然、誰が1番を吹くかで一揉めあったのです。
結果的にはシュトランスキーが1番を吹きました。
当日のゲネプロの時、3楽章でビオラがテーマを奏でたあと確か1,2番が美しい3度の和音を奏でると透かさず3,4番が「シェーン」と笑顔で1,2番にお褒めの言葉を・・・
今度はチェロが同じテーマを奏でたあと、逆に3,4番が同じ和音を奏でると透かさず1,2番が「シェーン」と・・・(順番逆だったかな??)
ちょっとした揉め事があっても音楽が始まれば、美しい響きと心地よさを求めて集中する様を目のあたりにして日本の音楽界との差、求める音楽の違いを感じさせられました。
もちろん我々の求める音楽はウィーンフィルと、同じ皆で奏でる美しい響きを伴うものですヨーン。
気持ちだけは一緒デース!!!
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エピソード No.16
第7回はまだまだあります。
ヒューブラーには、ホルンのソリスト達によるユニゾンが有るのです。
彼らが奏でたユニゾンの美しいこと、この世のものとは思えない響きでした。
太く、深く、ふくよかな響き・・・もう一度聴きたい!!!
こんなにもユニゾンというのは美しいものか再認識させられました。
それを知った我々は本当に幸せものです。
あのような音を出したい!!!
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エピソード No.17
第10回目の演奏会は
ドレチャルさんによるハイドンのチェロ協奏曲 第4番
シュミードルさんによるモーツァルトのクラリネット協奏曲でした。
今回はシュミードルさんのお話です。
オープンリハーサルが終わりブラブラしているとシュミードルさんの楽器ケースが目に止まりました。ふたが開いており何気なく中を覗くと『クラが4本!!!』
「すご~い!!!」と見入っていると隅に蝶ネクタイが・・・
ふと気が付けば後ろに本人がニコニコして立ってました。 ビックリ仰天!
「いつもこれを付けるの?」 「Ja!!」 「かっこい~」 「???」
そしてこの小さな小さなミッキーマウスがたくさん描かれた蝶ネクタイを着け、極上のモーツァルトを演奏してくれました。
客席からではわからないシュミードルさんの秘密を、一つ発見しちゃいました。
そうそう、シュミードルさんもドレチャルさんもベートーベンの8番一緒に演奏してくれたんですよネ・・・
(Presented by Ken)
またまた第7回です
この演奏会では、第3回にご一緒して頂いたヨシさんことヨーゼフ・シュタールさんがヒンデミットの葬送曲を弾いて下さいました オケは弦による伴奏です。
最初は一体この曲はどういう曲なのかさっぱり解からなかったけど、練習を重ねていくうちにすごい曲だということがだんだん解ってきました また熱も入ってきたのです。
さて、ヨシさんと合わせるときが来て、終わってみたら皆の目に涙が・・・
当然ですよね、ヨシさんはウイーンフィルのビオラの首席奏者だし、オペラではプリマドンナとのデュエットで鍛えているのだから・・・
小澤征爾の60歳の誕生日記念して世界のオケマンが集まり演奏会がもたれましたが、そのときのヨシさんの歌手とのデュエットは日本の名だたるビオラ奏者をうならせたとか。
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エピソード No.19
書き忘れてしまったことが有ります・・・やはりXXXです。
小澤征爾の60歳の記念演奏会での追加記事です。
デュエットをやるとき、他のビオラ奏者(そうそうたるメンバー達)がやりたい顔をしていたのか?(あの人誰という感じ?)
ヨシさんが「他にソロをやる人が沢山いるのに、私がやっていいんですか?」だって・・・「何を言っているんだ あなたは天下のヨーゼフ・シュタールさんですぞ」
練習が始まり、ヨシさんのあのふくよかな音を聴いて皆さん納得・・・
当然、当然 経験が違うって!!!
我等がヨシさんは日本で発売されているウィーンフィルのビデオで、若いときからビオラのトップとして活躍しているんだーい!!!
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エピソード No.20
第7回の演奏会ではもう一つエピソードがありました。
来日後、ウィーンフィルホルンの方々の歓迎会が大岡山のABCであった時、ギュンターがモーツァルトのホルン協奏曲の第3番をやってくれる事になったのです。
しかしながら、これからは若い連中の時代だと言う事でラルス・シュトランスキーに代わってしまったのです ラルスはもちろんこれから背負って立つ男ですから、彼と出来て大変うれしく異論はなかったのですけれど・・・でも・でも、ギュンターとやりたーい!!!
(この後、ラルスとはシュトラウスをやる事になります)
この事件の後、我々はギュンターに名前の由来を思い出させる事に精力を注ぎ、22回(今回)の演奏会での約束を取り付けたのですが、またまた第一生命ホールのこけら落としにキュッヒルさんと7重奏をしなくてはいけないと言う事で先送りになってしましました。
残念、でもギュンターは申し訳なく思ってたからいいか 来年協奏交響曲が出来るかもしれない?
我らがギュンター頼みますぞ!!!
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エピソード No.21
第8回です 美人のマルテさんの再登場です。
正月恒例のフォルクスオーパーによるヨハンシュトラウス演奏会の来日にあわせて、1月の4日に開催した演奏会で、オーパーの仲間が多数賛助出演してくれたのです。(Vl、Vla,Fg)
曲目はバッハのVl&Obのドッペルコンツェルトとマルチェロのオーボエ協奏曲でした。
この時男性の皆さんは黒のドレスを着こなした美しい姿に見とれてドキドキしたのでしたが、私は見落としてしまった 残念 ???
(Presented by Zenzen)
エピソード No.22
美人のマルテさんの後、第9回は団員による協奏曲にトライしました。
最初、団員がソロをやる事に抵抗感があったのですが、プロのソリストではなく団員を迎える事により、仲間を守り立てようという事から趣のある家庭的なアンサンブルが出来るのではないかという事で、取り組む事にしました。
曲目はモーツァルトのフルート協奏曲2番、管楽の為の協奏交響曲、ピアノ協奏曲20番です。
演奏は当事者なのでコメントできませんが、またやろうという事で次につながっていきますO,A,K,K,T,Sさんご苦労様でした 緊張した事でしょうね。
この演奏会はユニークな面白い試みであったと思います。
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エピソード No.23
第10回です この時はチェロのドレシャルさん、クラのシュミードルさんと共演する事が出来ました 思いがけない事に、第6回にモーツァルトの管楽協奏交響曲を共演した縁でシュミードルさんから声がかかって、モーツァルトの協奏曲やってしまったのです 感激でした!! (この時のエピソードとして、アルチュァン1号のミッキーマウスの話につながります)
室内楽アンサンブルで来日されていたものですから、ドレシャルさんともハイドンのチェロ協奏曲を演奏する事が出来ました
二つの協奏曲を終えてから、ベートーヴェンの交響曲8番にもステージに載って頂いて、小さなアマチュアオケを本当に熱心に支えてくれたのです 協奏曲はもちろん素晴らしかったのですが、交響曲のクラは木管族ばかりでなく皆をを包み込んで実力以上の演奏をさせてしまうほど素晴らしいものでした
ドレシャルさんの指揮者を見る何とか助けてやろうという優しい目も感動させてくれました
感謝!! 感謝!
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エピソード No.24
今回は11回です。
10回で、書き忘れていた事が有りました。
クラの協奏曲で、シュミードルさんが3楽章でジャズってくれたのです・・・感激でした。
さて、11回は団内の室内楽演奏会を企画しました。
アンサンブルを良くするには室内楽をもうちょっとやろうという事で、モーツァルトのディベルティメント11番、リヒァルト・シュトラウスの管楽セレナーデ等を小さな演奏会場で行い、みんなで盛り上がったのです 合宿では皆で良く室内楽曲はやるのですけれど、演奏会形式は始めてでした 楽しかったー これからもやろうーね!!
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エピソード No.25
第12回演奏会です
この時のプログラムは、モーツァルト/ディベルティメント11番、交響曲35番とリヒァルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1番でした。ソリストはウィーンフィル首席奏者のラルス・シュトランスキー氏です。モーツァルトの3番(この時4つのホルンの為の協奏曲もやった)に次ぐ2度目の登場です。この時点ではシュトランスキー自身ウィーンフィルとCDを出していたと思いますが、我々にとってシュトラウスは久し振りだったので(第2回のギュンターと合わせて以来15年ぶりぐらい)、緊張して演奏したのを覚えています。
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エピソード No.26
第13回演奏会はシュテファン・ヴラダーの指揮振りによるベートーヴェンピアノ協奏曲第3番です。縁あってこういう演奏会を持てることになりました。
ご存知の方も多いと思いますが、シュテファン・ヴラダーはヴラダー3兄弟の末弟でウィーンフィルの日本公演で、ソリストとしてモーツァルトのピアノ協奏曲第27番を演奏したそのシュテファンです。ウィーンピアノ界の若手のホープとして、多くのCDを出して期待されている逸材です。
前半は公開リハーサルということで聴衆の皆さんに練習・指導を聴いて頂いたあと、休憩をおいて後半には本番という演奏会でした。
シュテファンの力強い指揮と演奏で我々アマチュアにとっては夢のような演奏会となり、女性の団員には胸キュンの日となりました。本当に幸せなオケです。
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エピソード No.27
第14回演奏会は我々だけの単独演奏会でした。
このときには演奏会に室内楽を入れようということで、グノーの小交響曲を取り上げました。前半はモーツァルトの劇場支配人序曲、ディベルティメント1番、メインではシューベルトの交響曲第5番と可愛しいプログラムとなりました。
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エピソード No.28
第15回演奏会は再び、シュテファン・ヴラダーの登場です。
今回も日本でのピアノリサイタルの間隙を縫って、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番皇帝を演奏しました。このときもシュテファンによる指揮振りによる演奏でした。
彼はこの来日で、アルバンベルグ四重奏団の第1バイオリン奏者ギュンター・ピヒラーの指揮で、既にオーストリアのオケをバックに皇帝を演奏していました。
この短い期間に3番、5番を共演させて頂くなんて誠に幸せなオケです。
ここで、ヴラダ-3兄弟をご紹介しましょう。
ギュンターフィルにとっては縁の深い兄弟です。すぐ上のお兄さんはヴォルフガング・ヴラダ-で、彼とは第4回演奏会でモーツァルトのホルン協奏曲第2番を演奏していました。そのときはフォルクスオーパーの首席奏者でした。
また、一番上のお兄さんはウィーン交響楽団でパーカッション主にティンパニーを担当しています。また、トヨタマスターズプレーヤーウィーンではティンパニーを演奏しています。ちなみに、奥さんは日本人で日本語はぺらぺらです。
羨ましいくらいに、仲の良い素晴らしい3兄弟です。
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エピソード No.29
第16回演奏会は管楽器のトレーナーをして頂いている森川一氏をお迎えしてのモーツァルトのファゴット協奏曲です。
それまでもいろいろと含蓄あるアドバイスをして頂いていましたが、この協奏曲でも細かいところをいろいろと助言頂き、大いにレベルアップさせて頂きました。
序曲はモーツァルトのドンジョバンニ、メインにはモーツァルトの交響曲第39番で、モーツァルトチクルスになりました。
何せモーツァルトの好きなオケなのです。
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エピソード No.30
第17回演奏会は室内楽曲と交響曲を同時に楽しんで頂くプログラムを組みました。
室内楽曲はモーツァルトのピアノ管楽5重奏曲で、交響曲はベートーヴェンの交響曲第3番英雄でした。ピアノ5重奏はギュンターフィルの精鋭5人によるアンサンブルで
なかなかの演奏でした。エロイカは長い間実現を望んでいた思い入れの曲でしたので、力が入りました。ギュンターフィルの多くのメンバーが故尾原勝吉氏の薫陶を受けて来ているので、その追悼演奏会で演奏したエロイカとチャイ5が思い出されました。
(Presented by Zenzen)